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DOAの思いつき

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2010年 11月 04日

DOA終了の御礼。そしてお願い。

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Door of Adventure in KAWAUCHI 2010は、すべての日程を無事終了することができました。ざんねんなことに季節外れの台風の影響で期間中は絶え間ない雨に晒され、高温の夏の影響で紅葉すら充分に色づく前での開催となってしまいました。しかし参加者の皆さんがそんなシチュエーションすらも楽しむ姿をそこここで見るにつけ、ほっと胸を撫で下ろすことができました。

また、開催地である川内村村長の遠藤様、川内村商工会長の井出様からもお褒めいただいたように、スキルが高くマナーのよい方々にお集まりいただいたことで、結果的に私たちスタッフが大いに助けられたのだと思います。もしこのイベントが成功したといえるなら、それはエントラントの皆様、協賛各社様、そしてボランティアで参加してくれたスタッフすべての「勝利」なのでしょう。

そうしたことを反芻しながら迎えた閉会式では、少々感極まって、言葉足らずのことがありました。

なによりもまず皆さんに知っていただきたいのは、Door of Adventureを開催するにあたって、ほんとうに多くの企業様、多くの皆さんに、ご援助・ご協力いただいたということです。いまはモーターサイクルが売れない時代です。さらにこの不景気の折、かつてのように「形だけでも」と協賛いただくことすら難しいこの頃です。しかし今回お手伝いいただいた企業様には、たいへんありがたいことに、ほぼ即決に近い形で協力を快諾していただきました。

皆さんがご存じの通り、ふつう、企業は営利団体です。協賛なり援助なり「投資」をした場合、なんらかの形でそれを「利益」にかえて回収しなければなりません。これまでバイクあるいは数多くのモータースポーツイベントの類では(たいへん恐縮ですが)そういったことに参加者たちは無頓着であったように思います。せいぜい、場が華やかだなあ、とか、グッズをもらってうれしい、だから良い企業だなあと思うぐらいだったのではないでしょうか。もちろん、企業側もそういったイメージアップでよかったという余裕のある時代でもありました。

しかし先に書いたように、モーターサイクル市場が最盛期の1/10となった現在では、そんな「イメージ」などという怪しげなものに投資する企業は皆無です。大なり小なり、費用対効果の具体的な数字を求められます。結果、市場が小さい、波及効果が小さいと評価されたモーターサイクルイベントから多くの一般企業が撤退することとなりました。

そんな中、実績も前例もなく、ボランティア・スタッフで構成する実行委員会が主催するDoor of Adventureにこれだけの一流企業様にお集まりいただき、あまつさえ大きなご援助をいただけたことはまったく異例のことといっていいでしょう。ですから、皆さんにはそのことをよく認識していただき、そして行動を起こしていただきたいと強くお願いしたいのです。

KTMBMWの両メーカーには、今回のエントラント車両の中でとくに目立っていたビッグオフのラインナップがあります。興味を持った方も多いでしょう。ぜひ各ディーラーでくわしい説明を受けてみてください。すでにオーナーの方は、たまにはタイヤやオイル交換など、ご自分でもできることをあえてディーラーさんにお願いしてみてはどうでしょう。
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コールマンは主にファミリーをターゲットにしたラインナップで有名ですが、バイクツーリング用のツール、グッズもひじょうに充実しています。分厚いカタログを眺めていると、どれもこれも魅力的な商品で目移りして困るほど。またあまり知られていませんが、メインテナンスサービスの丁寧さにも定評があります。その丈夫さと相まって、長く使うほど良さが分かってくることでしょう。
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ガーミン製品をご提供いただいたGPSストアは、東京新宿に拠点を構えるGPSの専門店です。今回GPSラリーのオペレーションにご協力いただいたことからも分かるとおり、GPS全般に深い造詣をお持ちのスタッフが全国のアウトドアイベントに飛び回っています。GPSは通販購入の方が多いと思いますが、ここで得られる知識の価値はお金では計れないものでしょう。全国の著名な冒険家たちも頻繁に訪れるすばらしいブレーンです。私見ですがここ以上のGPSのお店はないのではと思っています。
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キャドバリーはクロレッツやメントスなどの有名ブランドを擁するイギリスの企業です。今年初めにあのクラフトフーズの傘下となることで世界最大の食品メーカーグループの一員となりました。今回提供が間に合いませんでしたが、クロレッツの新ラインナップは、眠気覚ましに強烈な効果がある商品ですのでぜひお試しください。輸入物のチョコレートもとても美味しいです。
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開催地である川内村、福島中央テレビに対して、遠方の私たちがなにができるかと言えば、やはり多くの人に彼の地の魅力を伝え、多くの人々が足繁く通うことが何よりでしょう。イベントのあるなしに係わらず、ぜひ観光で訪れてほしい場所だと思います。
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また、表舞台には出てきませんでしたが、損保ジャパン様には無理を言ってイベント用の特別な保険をご用意いただきました。プロモーターとして数多くの格闘技イベントを手がける著名なプロデューサー氏には、たくさんの助言をいただきました。中止となった春開催時に予定していたタイヤ交換サービスにあたって、ピレリジャパン様からもご協力を確約いただいていました。ビッグタンクマガジンの春木さん、フリーライドマガジンの三上さんには、企画初期からDOAの広報宣伝に多大な協力をいただいた結果、こうして多くのエントラントにご参加いただき、そして無事開催が可能となりました。私には直接おっしゃいませんが、日本レーシングマネージメントの菅原さんも方々でこのイベントのことを宣伝いただいたと伝え聞いています。

繰り返しになりますが、モーターサイクル市場はほんとうに小さなものになってしまいました。私たちは、それでも協力しようという企業からただ利益を享受するだけではなく、そうした好意的な企業の姿勢に対してファンとしてきちんとフィードバックしていくようにしなければ、このマーケットを維持することはもう不可能でしょう。この小さな世界において私たちは、企業と消費者というドライな関係ではなく、モーターサイクルの発展を願う同じ仲間なのです。共存共栄、もしくはWIN-WINでいられるためにどうしたらいいか。そうしたことを考えて皆がなにか行動を起こすきっかけにDoor of Adventureがなってくれること、それが私の願いです。

スポンサー、エントラント、スタッフ、すべての皆様に感謝を申し上げます。

Door of Adventure 実行委員会
(筆 主催者を代表して 山原真治)

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※リザルトはあらためて精査し、近日中にアップします。
※オフィシャル写真も近日中にダウンロード方法を公開します。

by doorofadventure | 2010-11-04 03:58 | 2010年大会


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