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DOAの思いつき

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2016年 03月 18日

N-System 電動マップホルダー取り付け

本年よりご協賛いただいているN-Systemの電動マップホルダー「MH-04」が届きました。この機会にナビゲーションマウント周りを一新したので、ラリー系の機器選びをご検討の方の参考になればと思います。車両はBMW R100GS。新型車両でなくてスミマセン。。。

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▲今回の主役MH-04。ラリーメーターが取り付けられるバックプレートもついています。わかりやすい説明書も付属。

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▲小型の手元スイッチ。マップ送り、巻き戻しはこれひとつで。取り付け用ハーネスも小型のコネクタできれいにまとめられています。

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▲さて取り付け車両の現状。マップホルダーはMD社製の年代モノです。メーターパネル周辺がぎっちり。走りながら速度メーターの数字はまるで読めないので、ラリーメーターの片方を速度表示にしていました。配線が脇でブラブラしています。

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▲ふだんカウルの裏側に隠れている部分、我ながらこれはひどい・・・。ラリーメーターやマップホルダーの入れ替えを、何年も配線の継ぎ足しや差し替えでやりくりしてきたので建て増ししすぎた九龍城のような有様です。振動でお互いが擦れてトラブルになりやすいし、それを修理するにしても引っ張り出すのが大変。

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▲まずは現状のマップホルダー類を取り外しました。マウントはこういうもの。20年も前に手作りしました。ハンドルパイプとライトステーの4箇所で固定しているのでやたら丈夫ですが、重いし角度も変えられず融通が利きません。

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▲今回はハンドルクランプステーを用います。こちらもN-System取り扱いのもの。試走車は取り付け位置の都合で左右いっぱいの幅にできないため、ややオフセットさせています。この撮影時は左に飛び出して(マップホルダーも左寄り)いますが、あとで右寄りに変更しました。理由は後ほど。

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▲まずホルダーのベースプレートだけを取り付けました。だいたいの位置決めです。ベースプレートもクランプで固定するのは、万が一の転倒時にナビゲーション類が回転することで人体の側にダメージを与えないようにするためです。プレート上部の角がきちんと丸めてあるのも安全策のため。さすがです。アッパーカットってよくあるんですよ!!

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▲MH-04は電動モーターを内蔵しているにもかかわらずマップホルダー本体がとても軽いので、幅広のベルクロテープとウレタンベルトだけでしっかり固定できます。なぜボルト留めにしないのかというと、手元でマップの入れ替えをするときに楽だから。雨天でも屋根のあるところでマップを濡らさずに作業できるので便利ですね。アフリカの砂漠のラリーでは誰もそんな仕様にしていませんでしたが(笑) また、今回このマウント方式にすることで、ここまで水平に近づけるようになりました。これまでわりと立てた状態だったので、スタンディングではまるでマップが読めませんでした。

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▲配線です。マップホルダーまで曳いたメイン電源線はそこからさらにそのままN-System製ラリーメーターに接続することができるので別にメーター用電源を取る必要がありません。これはじつにいいのですが、今回はrc-7の試走用デュアル表示(プロトタイプ)機を使用するので、配線のやり直しを覚悟していました。しかしさすがN-System!!変換用ハーネスまで同梱いただいてました。黒がN-System、白がrc-7。これでシンプルに電源線が1本で済みます。

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▲それでもコネクタがたくさんぶら下がっていると、振動で擦れて断線したりショートの心配があります。このままでは以前と同じ九龍城に・・・(-_- そこで・・・

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▲小型の密閉容器を調達。電源/センサーのイン1、メーターとコントローラーのアウト2、合計3孔をあけて、コネクタと長い配線をぜんぶこの中に収めてしまいます。隙間に不燃スポンジを詰めれば、この中で暴れることもありません、見た目もスッキリ。いまは仮止めですがしばらく様子を見て大丈夫なようならタイラップでがっちり固定します。セカンドバイクに丸々ナビゲーションを移設するときも、この容器から出ている電源とメーターセンサーのコネクタを外すだけなのでかんたんです。

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▲ワークスのラリーマシンはこういうボックスがヒューズといっしょに纏められていて機能的な造りになっていますね。フレームからステーが1本飛び出してマウントするようになっていて「ナビゲーション・タワー」などと呼ばれています。(ファラオラリーにて)

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▲電源オン!! 視認性も向上しました。はじめに左右オフセットを考えた時に右寄せにしたのは、電動にトラブルが出たとき本体左側面についている手回しダイヤルを操作しやすいようにするためでした。マシン本来のメーターもなんとか見えるようになったので、ラリーメーターが壊れた時でも安心です。

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▲取り外した部品類。分岐や後付けで増やしまくった配線をこんなに減らすことができました。20年以上も泥や豪雨、さらには酷暑の砂漠までがんばってくれた世界のマップホルダー「MD」にも、やっと一休みさせてあげられそうです。分厚いアルミ製で堅牢さがウリですが、MH-04と比べるとものすごく重い。最近調子わるくてすっかり手動使用だったのですが・・・

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▲・・・なんとMDのモーターケーブルがごそっと抜けてしまいました。電動で動かないのはスイッチのせいかと思ってましたが、ここが断線していたとは。ハーネスを遊ばせすぎているとこういうことが起こります。ダート走行の振動はなめちゃいけませんね。

次回はMH-04試用編。DOAルートづくりでの実際の使い勝手をお伝えしたいと思います。

お問い合わせはこちらに。DOAエントリーも続々集まっていますが、これに比例するようにオーダーが殺到しているとのこと。ご注文はお早めに!
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by doorofadventure | 2016-03-18 22:11 | 2016年大会


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